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2009年06月13日

奥秩父「三峯神社」

先週の京都巡礼の後、休日にどこの神社に行こうか迷ったのですが、倭姫命と日本武尊による東西における神社による結界造りに関心があり、今回は奥秩父にある三峯神社へお参りです。

三峯神社



(倭姫命は日本武尊のおばさんで、三種の神器のひとつ草薙の剣を日本武尊に渡しています。各地の元伊勢といわれるような倭姫命が天照大神を背負って巡行した場所と、日本武尊のまつろわぬ民の東征はリンクしていて、それぞれ関西と関東に神社による結界を張り巡らせる作業だったのではないかといわれています。)

 >> 倭姫宮 〜お伊勢参り vol.9〜

三峯神社までの道は秩父湖(ダム湖)を通って行くのですが、秩父湖の駒ヶ滝トンネルがとんでもないトンネルでした
(詳しくはこちらのサイトで写真付きでレポートしています。)
駒ヶ滝トンネル内は一車線のため入り口と出口で交互に5分くらいの信号待ちです。
駒ヶ滝トンネルの内部は、


炭坑の洞窟のようで狭くてかなり怖いです。
帰り道はニホンザルが道を横切っていました。それくらいの山奥にある神社です。

しかし、三峯神社へ着くと辺りは新緑の山に囲まれていて景色もサイコーで、自然の気をいっぱいもらってきた感じです。

三峯神社



三峯神社の鳥居は珍しい形の三ツ鳥居です。

三峯神社



狼は江戸時代には農作物を守る眷族として祭り、「お犬さま」呼ばれ、狼の護符を受ける御眷属信仰が流行ったそうです。

狼(おおかみ)は「大神(おおかみ)」と通じるものがあるそうですし。

こちらのお札は御眷属拝借といって一年間三峯神社の御眷属をお借りして火事や盗難から守ってもらえるというありがたいお札です。
一年経ったらまた三峯神社へ参拝しお返しするというものです。

三峯神社



三峯神社は日本武尊の東征の際、伊弉諾尊・伊弉册尊を祭ったのが始まりだそうです。
その三峯とは白石、雲取、妙法の三山のことだそうです。

これらの木は「三峯講」という組織の方々が桧何十万本という寄付があって成り立っている森のようです。
(他にはよく耳にする富士山に登ってお参りする「富士講」や大山に登ってお参りする「大山講」などがあります。)

門のそばのくぼ地になっているところですが、光に照らされて綺麗です。

三峯神社



ものすごく派手な三峯神社の随神門です。

三峯神社



三峯神社の社殿や門その他境内の施設の改築に約「7億円」かかっているそうです。
普通の神社でそれだけのお金を集めるのは大変でしょうが、こんな山奥にあるにもかかわらず、ここ三峯神社では崇敬者が多いのでしょうか、この様に莫大なお金が集まるんでしょう。それだけ霊験あらたかな神社なのでしょう。

三峯神社



三峯神社は参道から本殿まで真っ直ぐではないのでグルグルと迂回させられる感じの変わった造りです。

三峯神社



これら参道の木も大切にされてきたのでしょう。

三峯神社



こちらは神楽殿です。

三峯神社



こちらは三峯神社の拝殿になります。
目の前のご神木の主張がものすごいです。

三峯神社


三峯神社



青銅の鳥居にある三峯神社の額の周りには龍があしらわれています。

三峯神社



手水舎もこんな感じでかなり派手です。

三峯神社



彫刻が色鮮やかですごく綺麗です。

三峯神社



三峯神社の拝殿はさらに豪華な彫刻で目のやり場に困るくらい極彩色が際立っています。

三峯神社



境内の新緑とのコントラストが見事でした。

三峯神社



こちらは三峯神社の本殿になります。

三峯神社



こちらは祖霊社です。

三峯神社



こちらは国常立神社です。国常立尊・瓊瓊杵尊・神倭岩余彦尊を祭っています。

三峯神社



こちらは日本武神社です。日本武尊を祭っています。

三峯神社



この時期、新緑はかなり瑞々しくて綺麗でした。

三峯神社



こちらは伊勢神宮です。天照皇大御神・豐受姫大神が祭られています。
実際の神宮の建築を模したミニチュア版のようです。伊勢神宮の本殿は見れないので実際はこのようになっているのかと、(お参りした後にですが)頭をつっこんでまじまじと見学させてもらいました。

三峯神社



こちらは摂社・末社群です。左から、
 ・月讀神社
   月夜見命

 ・猿田彦神社
   猿田彦命・天宇受賣命

 ・塞神社
   八衢彦神・八衢姫神・久那斗神

 ・鎮火神社
   火産靈命・水速女命・埴山姫命

 ・厳島神社
   市杵嶋姫命

 ・杵築神社
   大国主命・事代主命

 ・琴平神社
   大物主命・崇徳天皇

 ・屋船神社
   屋船豐受姫命

 ・稲荷神社
   宇迦御靈命

 ・浅間神社
   木花開耶姫命

 ・菅原神社
   菅原道眞

 ・諏訪神社
   武御名方命

 ・金鑽神社
   天照皇大御神・素盞嗚神・日本武命

 ・安房神社
   天太玉神

 ・御井神社
   水速女命

 ・祓戸神社
   瀬織津姫命・速開都姫命・氣吹戸主命・速佐須良姫命

そうそうたるメンバーです。

三峯神社



こちらは東照宮です。徳川家康を祭っています。

三峯神社



こちらは大山祇神社です。大山祇命を祭っています。

三峯神社



こちらは左から、
 ・春日神社
   武甍槌命・天兒屋根命・齋主命・比賣神

 ・八幡宮
   譽田別命・息長帶姫命・比賣神

 ・秩父神社
   八意思兼命・知知夫彦神

三峯神社



摂社・末社群の前の広い空間も気持ちがいい場所です。
それぞれの木々が生きています。

三峯神社



下から眺めると。。。自分の意識が上まで持って行かれそうです。人間80年。ちっちゃいですね〜。

三峯神社


三峯神社



参道に戻る形で向かったのはさらに頂上の方で、日本武尊が呼んでいます。

三峯神社



実際こんな容姿かどうかはわかりませんが、力強いです。
手が他の部位と比べ異常にデカイです!

三峯神社



日本武尊のそばのベンチで少し休憩した後は、奥宮への遙拝殿へ向かいます。
参道から入ってきたときに遙拝殿は一番心惹かれたのですが、最初にまず本殿に向かい、最後に奥宮への遙拝殿にたどり着きました。

三峯神社



ポッカリと空いた空間から奥宮を眺めて遙拝できます。

三峯神社



ちょうど枠の中に山頂奥宮の景色がすっぽりとおさまります。

三峯神社



しばらくこちらで奥宮を眺めて静かにたたずんでいました。

三峯神社



帰り道はこちらではないのですが、こちらの道を下っていった方々がいました。下にはさらに何かがあるんでしょう。
また時間があったらゆっくり散策したいです。

三峯神社



奥秩父の自然に囲まれたいい神社でした。

三峯神社



三峯神社にはオリジナルの御朱印帳が置いてあります。
菖蒲やその他の花が綺麗に彩られた、鮮やかなブルーの御朱印帳です。(ビニールカバー付き)

三峯神社



達筆です。

三峯神社



ニコッ【三峯神社】
http://www.mitsuminejinja.or.jp/
埼玉県秩父市三峰298-1
御祭神
 ・伊弉諾尊
 ・伊弉册尊







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Posted by bluebird at 22:20│コメント(0)神社紀行
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